選考~書類選考では勉強してますアピール、面接ではポテンシャルをアピールしよう~
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職務経歴書の工夫~書くことがない!どうしよう!
ここでは【仕事経験のほぼない状態で職務経歴書を書く際に私が工夫したこと】について書きます。
職務経歴書を書き始めて思ったのは、
スッカスカじゃん。全然埋まらないじゃん。A4サイズでも余るわ!
ってことです。
入社して4か月の社会人が実績などもってるはずもなく、当たり前といえば当たり前ですけどね。。。
そこで私が工夫したことは、
- 職務経歴書の職務経歴欄に項目を増やしちゃう
です。
新入社員だと新人研修について職務経歴欄に書くと思いますが、私はそこに研修内容だけでなく、「学んだこと」の欄を設けて自分が研修から何を学び、考えたのか書きました。また、OJTも少しやっていたのでその際に工夫していたことやその目的、さらにそこから何を学んだのかも欄を設けて具体的に書きました。こうすることで仕事に対して真面目に取り組んでいることもアピールできますし、結構量もかせげるのでお勧めです。
また、面接官の方達から評判が良かったのは自己PRの欄で勉強してるアピールをしたことです。(もちろん、嘘はだめですよ!)
実際に平日〇時間、休日〇時間勉強に充てているとか、LPICを〇月に取得するためにこんな勉強しているとかです。未経験から挑戦するために今こんな努力をしていて、今後こんなことをしていく予定ですっていう内容は面接でも興味をもっていただけてました。
未経験ですけど、今頑張ってるんですっていうアピールを意識して書くのも大事なのかなと思ったりしました。
書類選考通過率~実務経験なしは厳しい?!~
ここでは、【未経験・第二新卒(しかも超短期)の鬼門であろう書類選考通過率】について僕の経験談を書こうと思います。
まず最初に、本編とは関係ないけどお伝えしたいこと
未経験・第二新卒で応募する方はエージェントを通して応募することをおすすめします。
なぜなら
エージェントの方が面談して感じた求職者の印象・フィードバックを企業に伝えてくれるからです。
書類だけでは伝わらない、人物像を伝えてくれるのはこちらからしてもとてもありがたいことだと思います。
私が利用した4社のエージェントの方々みなさんに共通して言われたのは
- 一般的に転職活動で書類選考の通過率は30-40%、さらに面接に進んでその40-50%から内定もらえれば良い方
- 第二新卒、しかも超短期だからもっと通過率は下がる可能性が高い
この2点でした。
正直、一般的な転職活動って相手の会社に呼ばれてざっくばらんに話して内定!ってイメージを持ってました。だから、これを聞いたとき
えっ、そんなに低いの?!
って思いましたよね。。。
また、悪いことだけじゃなく良いことも言われて
- 「未経験、第二新卒で見られるのは、一般的には実績、経験値ではなくポテンシャルだから書類選考さえ通過できれば、短期での転職活動でも勝負できる」と。
ちょっとホッとすると同時に、
その書類選考が通らないことが問題なんじゃ。。。
とも思いました。
では、実際の私の結果は
全部で18社出して通過したのは6社で33%でした。想像していたよりも通過率高かったです。さらに、この総数の中には「第二新卒、募集分野の未経験可だけどサーバー構築経験1年以上は必須」みたいなものも含まれていまして、そういったものを含めずに再計算すると通過率は67%とかなり高かったです。
めっちゃ通った。。なぜ。。。
自分の現在の状態を客観的に見て、高望みしすぎなければ大丈夫なんじゃないかなというのが私の感想です。(もちろん、私が今回とても運が良かっただけということも十分あり得ますが)
続いて、内定に関してですが
書類選考通過した6社のうち、志望度が高い2社から先に内定をもらえたので他4社は辞退したため、内定率はなんとも言えません。。。
面接~選考通過のポイント~
面接で何を見られていたか
ここでは【未経験・第二新卒の私が面接で何を見られていたのか】自分なりに考えたことを書こうと思います。
私は転職活動を通じて計4回しか面接を受けていないので、大したことは言えないですが、その中でもすべての面接で共通していたことがあったのでそれを書きたいと思います。
結論から言うと、それは
エンジニアとしてやっていく覚悟(ポテンシャル)
だと考えています。
というのも、いずれの面接においても
- なんで営業やめてエンジニアになりたいの?
- エンジニアってどんな仕事だと思う?
- どんなエンジニアになりたいの?
- そのために、どんなキャリアを描いてる?
- エンジニアは常に勉強し続けないといけないよ?
- 今興味ある技術は?なんで?
これらが話題の中心になったからです。
順を追って説明します。
まず、私について整理するとこうなります。
- 入社して4か月で転職活動している
- 営業から職種を変えようとしている
会社側からしたら、おそらく
- 我慢強さ、継続力がないのではないか
- 営業が嫌だから、営業以外ならなんでもよいと考えているのではないか
こういう風に考えますよね。採用したらお金を払うことになるんですから。
面接では企業のこういった不安をなくすように上手く会話することがポイントかなと
そういった不安があるからこそ、質問1・質問2-4・質問5-6でそれぞれ
- 継続力がないのではなく、しかるべき理由があって転職活動をしていること
- 営業以外ならなんでもよいのではなく、エンジニアになりたいと思っていること
- エンジニアとしての最低限の資質があるのか、これから長くエンジニアとしてやっていけるのか
を確認していたのだと思います。
私はこのあたりを何度も何度も言語化して、エージェントの方に壁打ちして仕上げてました。
だからこそ内定を頂けたのかなと思っています。
見ての通り、今の仕事に関する質問はほとんどなかったんですよね。大部分は私の未来についての質問、ディスカッションでした。
このことからエージェントの方が言っていたように未経験・第二新卒の転職は成長の伸びしろ(ポテンシャル)が大切なんだなと思いました。
企業は新卒入社後、短期で転職活動している人に対して何を気にしているか
ここでは、【企業が短期転職活動者について気にしていること】について書いてみたいと思います。
前項で、【未経験・第二新卒の私が面接で何を見られていたのか】について書きました。そこでは「エンジニアとしてやっていく覚悟(ポテンシャル)」が見られていると言及しました。
求職者のポテンシャルとは関係なしに企業が気にしているなと感じたことがあったのでまとめてみたいと思います。
すべての面接で聞かれた質問があって、それは
【ご両親は今回の転職活動について何て言ってる?】
です。
企業の方は親御さんが今回の転職活動について知っているのか、また知っていればどう思っているのかを非常に気にしています。今思えば、エージェントの方みなさんからもそのことについて聞かれました。
企業様は、選考をして内定を出してその人のために準備を進めてたのに、親に言ったら大反対されて入社できませんっていう状況を極力避けたいわけです。
採用活動はタダではないのですから当たり前ですよね。
現場の人に面接官をお願いするのであれば、面接時間中はその人の本業をストップしてもらうことになります。もちろんその時間中も賃金は発生しているわけです。さらに、役職が高い人になればなるほど本業をストップしている間に発生する賃金は多くなります。
そこまでしたのに最後の最後に親から大反対されてダメですなんて言われた日にはやり切れなさMaxですよね。
まだ社会に出たての新参者にとって親の意見が大きな影響力を持つからこそ、企業は気にしているのだと思いました。
転職活動を始める前に一度ご両親に相談することをお勧めします。
私が事前に行っていた対策
ここでは、【私が面接に向けて対策していたこと】を書いてみたいと思います。こんな人もいるんだ~程度に参考にしていただければと思います。
- 就活の時なぜ今の業界を選んだのか
- 就活の時なぜ今の職種を選んだのか
- では、今転職活動をしてるのはなぜか
- なぜ同じ業界なのか
- なぜこの職種なのか
- この職種になれたとして何がしたいのか
- なぜ弊社なのか
1,2に関しては意外に思う方もいるかもしれませんが、私が面接官になったとしたら超短期で転職活動している人に対して、「この人は就活のとき何となく適当に就活していたんじゃないのか、そうしたらまた今回も何となくなんじゃないか」と思ってしまうなあと考えて、就活時も真剣に考えていましたとアピールできるようにしっかり就活時のことも思い出して面接に挑んでいました。
大切なのは、よく言われてることですけど、1~7までしっかり繋がっていることじゃないかなあと思います。自然な流れで1~7まで話せると面接官の方も納得してくれたんですよね。
話す内容を暗記していくと何が良いかって、面接で緊張しても言葉が勝手に出てくることなんですよね。そして言葉が出てくれば自然と緊張も収まってくるんです。そうすると、面接官の様子にも気を配れるようになって面接が充実したものになるんです。もう一つの良いところは、面接中に考える負荷が減るので予想してなかった質問に対して考える余裕ができるんですよね。
個人的に暗記は本当におすすめします。
また、話をする際は以下のことに気を付けていました。
- 大きなカテゴリーから小さいカテゴリーに下っていくように話す。(業界の志望理由→職種の志望理由→企業の志望理由みたいな感じです
- 複数内容がある場合は、最初に「〇点あります」というように面接官の方が話の全体像を把握できるように話す。加えて、詳細は語らず、要点だけを伝えて質問で聞いてもらえるように余白を残す。
- 面接官の顔を見ながら、少し反応が悪いなと思ったら少し早めに切り上げて質問を待って面接官がどんなことを聞きたかったのか理解するようにしていました
2度目ですけど、口から言葉が自然と出てくるレベルまで仕上げておくとホントに面接のとき余裕ができるのでおすすめです。
聞かれた質問一覧
ここでは、【面接で実際に聞かれた質問】を書こうと思います!
メイン
- なんで営業やめてエンジニアになりたいの?
- エンジニアってどんな仕事だと思う?
- どんなエンジニアになりたいの?
- そのために、どんなキャリアを描いてる?
- エンジニアは常に勉強し続けないといけないよ?
- 今興味ある技術は?なんで?
- 転職についてご両親の反応は?
サブ
- 簡単な自己紹介(自己紹介含む)
- 就活時にIT業界を見ていた理由は?
- 就活時に営業職を選んだ理由は?
- 就活時はSE見てなかったの?
- 弊社のことは就活時は知っていたか?
- 複数の会社から内定をもらった時、選ぶ基準は?
- 希望の入社時期は?
- 同期に話した?その時の反応は?
- 最近に気になったIT系のニュースは?それについてどう思う?
- 弊社はどんな人材を求めていると思う?
- 家族からどう思われえていると思う?
- 友人からはどう思われていると思う?
- 逆質問
こう書き出してみると、質問の毛色としては就活のときと結構似ていますね。未経験・第二新卒(超短期)なので実績ベースの話ができないからこうなっちゃうんでしょうね。
- 書類選考では未経験から挑戦するために今何を勉強しているのかアピールしよう!
- 面接では企業の感じている不安を取り除き、且つSEとしての成長の伸びしろ(ポテンシャル)をアピールしよう!